2024年 7月度:安城教会評議会

栄唱・グレートアーメン(偉大なアーメン)

「奉献文の最後は劇的な瞬間である。これはドクソロジー(栄唱)と呼ばれ、ギリシア語で「栄光の言葉」を意味する。司祭はカリスとホスチアを高々と掲げ、今やこの二つをキリストと呼ぶ。これはイエズスである。そして、「キリストによって、キリストとともに、キリストのうちに、聖霊の交わりの中で全能の神、父であるあなたに、すべての誉れと栄光は代々に至るまで」と唱え、信者は「アーメン」と呼応する。

伝統的にこの「アーメン」はグレートアーメン(偉大なアーメン)と呼ばれる。聖ヒエロニムスの記録によれば、4世紀のローマで、このグレートアーメンが宣言される時、あらゆる異教の寺院が揺れ動いたと伝えられる。」(スコット・ハーン 「子羊の晩餐・ミサは地上の天国」100-101頁)