聖母の月

主任司祭 B・ノヴァク

「主がおっしゃったことは
必ず実現すると信じた方は、
なんと幸いでしょう。」ルカ1,45

 

多くの人は、5月が一年間の中で最も美しい時期と考えているようです。確かに5月は、新鮮な緑や綺麗に咲いている多くの花によって、創造主である神の作品であり、私たちための賜物である自然の美しさを特に力強く実感できると同時に、創造主であり、命の源である神の偉大さとすばらしさを実感できるのです。私たちはこの月を聖母マリアにささげ、この月に特に注意深くマリアを仰ぎみるのは、マリアこそがこの自然よりも完全に神のすばらしさを表すからです。

というのは、マリアは、誰よりもイエスを強く愛し、お母さんとして、また弟子としてイエスに忠実に仕え、心を完全に開いて、イエスがご自分の救いのわざによって与えてくださったすべての恵みを受けたと同時に、自分のすべてを父である神に奉献しました。そのために、マリアは、誰よりも豊かで、美しい人生を送った人になったのみならず、この地上に生きている内に、三位一体の神と完全な愛の交わりの内に、つまり、神と一致して生きるようになったのです。したがって、今マリアは私たちに神の心に適う人生のすばらしさを示してくださると同時に、どんな被造物よりも完全に、神ご自身のすばらしさを表してくださるのです。

私たちは、マリアに倣って神の言葉を信じ、マリアと共にイエスに従って歩むことによって、マリアと同じように豊かな人生を送りながら、神の愛とすべての人々のための愛の交わりへの招きをできるだけ多くの人々に伝えることができますように祈りたいと思います。

 

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