年間第17主日B年 (マコ6,1-15)

「イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。」ヨハ6,11

恐らく、イエスが五千人に食べ物を与えた「ガリラヤ湖の向こう岸」というのは、ベトサイダのことです。イエスがフィリポにパンを売っているところを教えてもらいたがったのは、フィリポがベトサイダの出身であったので、この地方を良く知っていたはずだと思ったからでしょう。けれども、フィリポは、素直にイエスのお願いを適える代わりに、そんな大勢の人々のために十分にパンを買うことができるかどうかということについて心配したのです。

確かにフィリポには、集まっていたすべての人々を食べさせることができませんでしたが、 “年間第17主日B年 (マコ6,1-15)” の続きを読む

7月22日 年間第16主日B年 (マコ6,30-34)

「キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。それで、このキリストによって私たち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。」エフェ2,17-18

イエスの教えは、決して簡単ではありませんが、イエスの時から今に至るまで、どんな時代の人も、どんな文化の人も、この教えに喜んで耳を傾けています。どうしてこの教えはそんなに多くの人の心に響くのでしょうか。それは、イエスが人間の最も深い望みについて語り、この望みを満たす方法を教えてくださるからではないかと思います。
残念ながら、イエスの教えを喜んで聞く人が多くても、 “7月22日 年間第16主日B年 (マコ6,30-34)” の続きを読む

年間第15主日B年 (マコ6,7-13)

「神は、私たちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。天地創造の前に、神は私たちを愛して、ご自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。」エフェ1,3-5

聖パウロの言葉は、すべての人々に対する創造主である神の望み、一人ひとりのための神の計画について語っています。それによると、偶然に生まれた人は一人もいなくて、皆が神によって望まれて生まれましたし、生まれる前から神に愛されているのです。神は、一人ひとりをご自分の愛と命で満たし、ご自分の子にして、永遠に切れることのない絆によって、ご自分の子たちと結ばれていたいと望んでおられます。この望みを実現するために神は、私たちに必要な祝福、必要な恵みと力を、常に与えておられるのです。 “年間第15主日B年 (マコ6,7-13)” の続きを読む

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