年間第28主日B年 (マコ10,17-30)

「イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。『善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。』」マコ10,17

宇宙万物を創造してくださった神は、すべての人の救いを求めておられます。つまり、神はすべての人々に永遠の命を与えたいと望んでおられます。ですから、永遠の命を受け継いで、最高に幸せになることこそが、私たちの存在の目的であり、その意義であると言えるのです。従って、永遠の命や幸福を追求することは、人間にとって本能的なものであり、一番大切なことなのです。

けれども、人間は永遠の命や幸福を求めても、具体的に何を求めているかということが分かっていません。そのために、一人ひとりは自分の経験や他の人の言葉に基づいて、幸せになるためにどうしても必要だと思うようになったものを、探し求めています。けれども、私たちは自分の経験を正しく理解して、正しい結論を出すとも限りません。また、悪意がなくても、私たちと同じように限界があり、間違った考え方を持つ人がいたり、自分の利益を求めて意識的に私たちを騙す人もいますので、他の人の言葉は必ずしも真実であるとは言えないでしょう。そのために、自分が考えたことや言われたことに従って、間違った方向に向かうことになり得るし、それをそのまま受け入れるのは賢くないでしょう。

幸いに、私たちのために最高の幸福を求めておられる神は、私たちをそのような暗闇に残すことなく、永遠の命や永遠の命への道を知っている方、また、この道を歩むために必要な力を与えることのできる方を、私たちのところに送ってくださいました。この方とは、言うまでもなく、イエス・キリストなのです。イエス・キリストは、私たちを永遠の命へと導くために、神ご自身がお遣わしになった唯一の方ですので、永遠の命についてイエスに教えていただき、イエス・キリストが示してくださる道を歩むより外に、賢い生き方があるのでしょうか。

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